私が幼いころ祖母も一緒に住んでいました。 祖母は家を守り、家族を守り懸命に生きてきました。 足腰が弱って、外出も減り家の中では杖をついて、それでも身の回りのことはなるべく自分でこなしていました。しかしその後入退院を繰り返し、自宅を離れて生活する日々が多くなりました。
「早く家に帰りたい。。。」 見舞いのたびに愚痴をこぼしていましたが、病院のリハビリスタッフの方々はいつも笑顔で親身にリハビリを応援し、早期退院のサポートをしていただき無事帰宅が叶ったのです。 祖母が泣きながら感謝していたのを鮮明に覚えています。
この出来事がふとした時に何度もよみがえり、いつしかこうしたお手伝いを何かのかたちで出来ればとの想いで当院の立ち上げに至りました。
手技でお身体の改善・回復をお手伝いするのはもちろんですが、皆さんとのふれあいの時間が心のケアとなり笑顔が増えていくことも同じくらい大事だと考えています。